無理なものは無理

口の中の状態によっては

今までなんとかして残していた歯を抜かなければならない時が来ます。

今までつけなおすことが出来た歯を入れらなくなる時も来ます。

今まで修理出来ていた入れ歯も修理出来なくなる時も来ます。

そのなんとか出来たことが、いつまでも続くわけではないのです。

出来る状態ではないことをお伝えすると、

「前出来たことが、なんで出来ないんだ?」と

語気を強める方がおられますが、

無理なものは無理。

今までも無理であったものを無理してきたんだもの。

それだけ、口腔内は変化し続け、悪化しているということです。

 

口腔内の状態を正しく伝えています。出来ないことを出来るとは言えません。

出来ることには限りがあります。

なぜそうなっていくのか。

そうなってしまう前に

歯科医師の言葉にきちんと耳を傾けることが大事だと思います。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

パラダイムシフト

周りがこうしたほうがいい、ああしたほうがいいと言っても、

本人が「そうか」「その通りだ」と思わなければ始まらないものです。

違っていても「自分が正しい」と思っているうちは・・・

 

複数の要因が重なって起こることですが、

QOLに関わる「むし歯」や「歯周病」は

複数要因のうちの一つである口腔内衛生状態が悪いため起きます。

はじめは徐々に、後に急速に悪化し、

そして付き合って行かなければならなくなります。

 

毎回の受診時に歯垢がびっしり。口腔内清掃状態を改善することを伝えますが

たかが歯科医師一人がアレコレ言ってもなかなか変えられません。

 

自分の中で当然と考えていることからの脱却。

自らパラダイムシフト出来なければ変わらないのです。

 

多様な機能があるスマホには老若男女み~んなすぐ対応・変化したのに、

なぜ口腔内衛生状態をよくすることには対応・変化出来ないのか。

なぜなんでしょうね。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

⇒ 何かとは

どこが問題か

技工

時々ですが、技工します。

自分でやったことが作りにくいと感じたり

物が仕上がっていくことが楽しいと感じたり

黙々と着々と作り上げていく歯科技工は面白い。

なんて思うと同時に

技工士さんにとっては作りにくい模型を出していると思うと

感謝しかない。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

精査する

歯科健診でむし歯がないと言われても

あくまで視診ですから、その後の精査が必要かと思います。

一見きれいに見えるようでいても、

歯科医院できちんときれいにして確認することが重要です。

 

 

歯科健診でなにも言われなかったけれど、歯のクリーニングして欲しい。

とのことで受診、口腔内所見を確認して

レントゲン撮って実際にお口の中をきれいにしてみると

内面で広がっているむし歯がみつかることがあります。

 

歯科健診時、一見するときれいに見えるのですが

実際にはそうではないのです。

 

食道や胃や大腸を検査するときも食事制限したり下剤を飲んだりして

内容物がないきれいな状態にして内視鏡で検査するわけですが

それと同じです。

きれいにしないとハッキリわからないことがあります。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

どこへ

いったいどこへGo Toしようとしてるのか分かりませんが

来週から始まりそうなGo To トラブル キャンペーン・・・

あ、いやGo To トラベル キャンペーン。

経済も動かしたいけど、

動かしたら別なものも一緒についてくるという

なんともやっかいなウイルスですね。

困ったね。

みんな不安だね。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。

やっかい

口の中の病気のやっかいなところは

自分では問題ないと思っている生活習慣の中に問題があったり

獲得した口腔機能に問題があったりするところで、

自身の中ではそれが当たり前になっていること。

そして症状がすぐ出るわけではないので

何が原因なのか本人が認識しにくいことがあるのかと思います。

 

困っていない時から問題があるのですが

困った時に目を向けるのは、今困っているところだけ。

問題の根っこのところに目が行かないので、難しい問題です。

山形県 米沢市 笹生歯科医院 院長 kazuyoshiでした。